決められた場所や動いている味方・相手・ボールなどと関連付けながら、動きの変化を調節することを可能にします(空間把握能力)。鬼ごっこが代表的な実践例です。将来アクロバティックな技術系や状況対応が求められるボールゲーム系の種目を目指すには欠かせない能力です。
耳や目からの情報を動きによって表現することを可能にします。またイメージとして持っている動きのリズムの現実化を可能にします。この能力はあらゆるスポーツにおいて上達の欠かすことのできない基礎となります。特に音楽の伴奏に合わせておこなう競技や、集団演技には特に大切です。
急に状況が変わり違う動きをしなければならなくなったとき、条件にあった動作の素早い切り替えを可能にします。定位能力と反応能力と密接な関係があり、予測して先取りする力でもあります。ステレオタイプ化を防ぐためにも大切であり、フェイント動作がポイントです。
空中や動いているときの全身のバランスを保つことや、崩れた体制を素早く立て直すことを可能にします。あらゆる運動の基礎をなす前提条件です。ケンケンや回転などで意図的にバランスを崩した上で行います。
関節や筋肉の動きをタイミングよく無駄なく同調させることを可能にします。力加減やスピード調節によって動きをスムーズにする能力です。
合図を素早く察知し、適時にそして適切な速度によって、合図に対する正確な対応動作を可能にします。合図には聴覚だけでなく、触覚や筋感覚も含まれます。
手や足、頭部の動きを微調整する際の視覚との関係(ハンド・アイコーディネーション)を高め、ボールやハンドルなどの用具操作を精密に行うことを可能にします。
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